縦の遺伝子交換、横の遺伝子交換

コロナに関して、興味深い記事を見つけた。

 

糀谷 大田区の老年内科,認知症治療ならクリニック花 コロナについてのコラム
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生物学者の 福岡伸一氏は面白い説を展開している。ウィルスは農耕が始まるまでは、人間界に存在しなかった。農耕が始まり、人が人と接触を広め、深め、初めてウィルスは発生した。ウィルスとは遺伝子の中のDNA あるいはRNAのきれっぱしである。いまだに生物か無生物かと議論されるところでもある。しかし、元となったDNA RNAは 生物由来であり、人間を含めた動物由来である。人間のDNAの切れ端が あるいは人間以外の動物のDNAのきれっぱしが他の人間や動物に侵入する、それがウィルス感染である。病気にならずとも 人間、あるいは動物のDNA,RNAのきれっぱしは、人間の遺伝子の中に交差し、定着し、なんと人間のDNAの40%は どこからきたのかはっきりしないウィルス由来であるという。

これを横の遺伝情報交換という。親から子への縦の遺伝子情報交換のみならず、ウィルスを介した横の遺伝子情報交換がなされているのだ。何らかの必然、あるいはそのことによって植え込まれた遺伝子にとって、何か良いことが起きているのかもしれない。そういう意味ではウィルス単体として生物、無生物かを問うこともおかしい。では、ウィルスは何を目指しているのか?脳みそはないのでウィルス自体の自覚はないものの、ウィルスの拡大、拡散を目指しているのである。ウィルスの拡散を自身の内部にゆるした人間は、多様性を獲得して、さらに繁栄するのであろうか?生き残るのであろうか?そのために、ウィルスが自己の遺伝子の中への侵入し、拡散することを許しているのか?

 

人間の遺伝子は、親から受け継がれるものが全てではないという。

生物とは、そのようにして神の意図のままに進化してきたのだろうか?

 

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