度々聞かれる、聖地巡礼という言葉。
聖地とは 何であろうか。
18日に発生した京都市伏見区のアニメ製作会社「京都アニメーション」第1スタジオの爆発と火災。同社製作の人気アニメ「らき☆すた」の舞台となり、アニメの「聖地巡礼」ブームの先駆けとなった埼玉県久喜市・旧鷲宮町の関係者からは、被害に遭ったスタッフを心配する声が相次いだ。【鷲頭彰子、古賀三男】
女子高生の日常を描いた美水かがみさんのマンガが原作の「らき☆すた」は2007年に放送された。ヒロインの柊姉妹の実家である「鷹宮神社」のモデルが同市の鷲宮(わしのみや)神社であることが明かされると、多くのファンが詰めかけるようになった。
鷲宮神社でファンとの交流イベントを企画してきた門前の「島田菓子舗」店主、島田吉則さん(53)は「いろんな人たちと出会うきっかけをもらった会社。夢や幸せを届ける人たちがこんな形で被害に遭うのは、切ないし悲しい」と声を落とす。旧鷲宮町議時代から「らき☆すた」による町おこしに関わってきた梅田修一久喜市長は「突然の一報にただ驚くばかりです。スタッフの皆様のご無事と、被害に遭われた方の一日も早いご回復を心よりお祈りいたします」とコメントした。
去年、鷲宮神社の鳥居が倒壊していたのは、知らなかった。
埼玉県久喜市の鷲宮(わしのみや)神社の鳥居が8月11日午前に倒壊した。鷲宮神社はアニメ「らき☆すた」のモデルとなったことがきっかけで、アニメファンが「聖地巡礼」に訪れることで知られていた。