子供の頃に録画して死ぬほど見ていた
ジャングル大帝(新)
今改めてアマプラで見て気づいた
パンジャ = ジャパンか
パンジャの森とは
白いライオンのパンジャが守っていた森
森の中では決して戦ってはいけない掟がある
肉食動物ですら狩りをするときは森の外に出なければならないという笑
おふくろさん(マンモス)
ある時、レオはムーン山のおふくろさん(マンモス)に会う
おふくろさんはレオに「パンジャの森とムーン山に恐ろしい力が迫っている」と予言めいた警告をする。具体的に恐ろしい力の正体が何なのかは、この時点ではわからなかった。
平和ボケするパンジャの森。
おふくろさんの予言のような警告を聞いたレオ一匹が、終末思想と陰謀論に取り憑かれたように右往左往を始める。誰も耳を貸さない。
他の動物たちに、「森はこんなに平和なのに、不安にさせるようなこと言うな」と怒られる。
バーバリーライオンのマロディ(パンジャの盟友)が決して戦おうとしないレオを教育する。
それまでは律儀に森の掟を守り、自身のピンチの時でさえ戦うことはなかったレオ。
マロディはレオに言う
「今のお前に森は守れない 時には戦わねばならない時がある
力があってこそ正しさが生かされる
何かを守りたかったら戦うことだ 少なくともパンジャは戦った 生き残りたかったら戦え!」
(絶滅したとされるバーバリーライオンの生き残りであるマロディの言葉に説得力がある)
見事に洗脳されるレオ。
早速、ガゼルを助けるためにパンジャの森でワニを殺害。以降、人格が変わったように凶暴に。
ライオンとしての目覚めというより、マロディの洗脳のせいかと。
最終話は「調和」
おふくろさん(マンモス)の警告した「迫り来る恐ろしい力」とは、森を侵略し開発しようとする人間たちのことだった。
最後までレオと動物たちは人間と戦おうとするが、人間の兵器の前に次々と仲間が殺されていく。
ムーン山から雪と共におふくろさん(マンモス)が降りてくる。
が、決して戦わないおふくろさん、神経ガスを打ち込まれて人間に殺されてしまう。
おふくろさんの最後の言葉
「やめさせるのです レオよお前の使命は血を流して争うことではない 仲間と自然を愛することなのだよ」
レオは言う
「わかっています、でも今は戦わないと」
おふくろさんは答える
「もう一度考えなさいレオ 私は山へ戻ります 雪になって この命を天に昇らせ レオお前ならわかるはずだよ 命の意味が」
そう言って息を引き取るおふくろさん。
(風と土と水の命を殺して、誰も生きていくことはできない)
これが、カラボス(木)のメッセージだった。
マロディ(バーバリーライオン)も最後まで人間と戦うが、あっけなく殺される。
生き残りたかったら戦えと言ったバーバリーライオンのマロディ。
一方、決して戦うなと言ったマンモスのおふくろさん。
どちらも絶滅したはずの種。
しかし、結果的にはどちらも人間(恐ろしい力?)に殺された。
目の前で、次々に殺されていく仲間たち。
最後の最後にレオが叫ぶ、
「間違っていた‥戦うな!」と。
このレオの声はカラボス(木)の最後の力によって、人間含むすべての生き物に伝播した。
改めて今見るとやっぱり手塚治虫深いな
最近の漫画は本当に、薄っぺらくて中身が空っぽだ。
そういえば、宝徳山稲荷神社では火の鳥が見られるけれど、神幸祭が11月3日で、
手塚治虫の誕生日も、11月3日なんだよねえ。